ECONOMICS経済学科

グローバル社会をリードする
外国語能力と思考力を養成する
グローバル化により日本と世界で経済の一体化が進み、海外との関わりがこれまで以上に大きくなっている時代。
思考のツールである経済学の知識と、国際経済を読み解くための外国語能力は、大きな武器になります。経済学科では、「経済理論」「総合政策」「国際経済」の3 つの科目群で専門性を養うことにより、日本および世界の経済社会が抱える多様な問題を考え、解決策を発信する能力を高めます。さらに、自己表現に必要な外国語能力を“語学のDOKKYO”方式で徹底的に鍛え上げることで、国際ビジネスで活躍する力を養っていきます。
このページの目次
経済学科の特長
- クラス分けによる英語教育TOEIC®Listening & Reading Test(IP)テストのスコアによる習熟度別クラス分けを実施。ネイティブ教員による発音、スピーキングの指導を行い、自己表現に必要な英語力を鍛えます。
- 希望進路に直結したコース選択2年次以降、希望する進路に合わせて「経済理論」「総合政策」「国際経済」の3 コースに分かれ、早い段階から専門的な学びを進めていきます。
- フィールドワークの授業が豊富工場や証券取引所、地場産業の見学、ジャーナリストや経済人の講演会などビジネスの現場を体感できる機会を用意。進路を考えるきっかけにもなります。
授業ピックアップ!

「抱き合わせ販売」はなぜ行われるか?
「産業組織論」
価格決定に大きな影響力を持つ少数の企業が市場に存在する場合、適切な競争原理が働かなくなります。こうした市場での企業のさまざまな行動とその影響について学びながら、産業組織の専門知識を習得し、企業行動や市場の構造について分析していきます。

SDGsを切り口に途上国と日本の課題を考える
「開発経済学」
国連の持続可能な開発目標(SDGs)を道案内として、途上国と日本の地方が抱える課題を理解し、解決方法を民間企業の視点から考えます。経済成長に加えて、教育、情報通信技術、人口動態、途上国が直面する経済・金融リスク等にも焦点をあてます。
ゼミ紹介

山下 裕歩 教授
「マクロ経済学と社会・経済問題」
日本をはじめ世界各国は、少子高齢化、所得格差、貧困など多くの社会・経済問題を抱えています。本ゼミではそれら諸問題の解決策を、マクロ経済学の知識を駆使して探っていきます。演習Ⅰではマクロ経済学の基礎を学習し、それを前提とした演習Ⅱでは現実の社会経済問題を発見して解決策を考える力を身につけ、演習Ⅲで個々の卒業研究として完成させます。

徳永 潤二 教授
「国際金融論」
国際金融論を学び、日本経済と国際経済の実際に起きている問題を考察します。特徴は3年生がリードする参加希望制の“共同研究グループ” を設けている点です。2024年度のテーマは「デジタル通貨の幻想と現実」と「急激な円安が日本経済に与える影響」でした。2年生とともに年間5回の報告を行い、共同論文としてまとめ、年度ごとにゼミ論集として発刊しています。春学期・秋学期の各1回、外部講師を招いてセミナーも実施しています。

西牟田 祐二 教授
「グローバル経済と多国籍企業経営の進化」
世界経済やその中での企業経営の発展を歴史的な事例研究の方法で学び、研究します。
先輩たちの研究テーマの一例(プレゼンテーションコンテストより)
- 「大学内のエレベーターおよびエスカレーターの問題をナッジで解決」
- 「買い物難民問題対策「移動販売」に対する新しい補助金制度の提案」
- 「臓器提供の意思表示率向上のための方策~意思表示欄に着目して考える~」
- 「ファクトチェックの功罪~より良い真偽判断を目指して~」
- 「マイナーチェンジの必要性」
- 「PBとNBによる仁義なき戦い~キッコーマンの販売戦略~」
こんな高校生におすすめ!
- 将来、企業の海外部門・国際ビジネスの世界で活躍したい方
- 地域社会の中核として、その発展に意欲をもつ方
- 公務員志望者や幅広く現在の経済現象を分析したい方
学生の声 ※学年は取材当時

S.Y.さん
人が幸せに暮らすための
仕組み「経済学」を学びたい
高校時代、お金に関する研究論文を書いたことがきっかけで、経済学に興味を持ちました。語学も学びたいと考えていたので、ネイティブ教員が多い獨協大学は最適な環境でした。経済学科は1 年次に必修科目「経済経営数学入門」で、数学の知識を身につけます。数学に多少の苦手意識がありましたが、経済現象の問題が数式で解けたことでおもしろみが増しました。

A.S.さん
ゼミで鍛えられ
実践力が磨かれた
グローバルな視点を持ちながら経済を学びたいと考え、1~2年次は国際関連の科目を多く履修しました。2年次からは岡部先生のゼミに所属し、経営戦略や人的資源管理などについて学びを深めています。例えば、アメリカの有名ピザチェーン店が競合と戦うためには何が必要かを考えるなど、国内外のさまざまな企業事例を扱い、班ごとに課題を分析し新たな戦略を検討、発表しています。

K.S.さん
多角的な視点や論理的思考が養われました
多様な意見を採り入れたうえで自身の考えを構築できるようになっ
たと考えています。大いに役立ったのは、ゼミで繰り返し積んだディベート経験。さまざまなトピックスについて賛成派と反対派それぞれの立場に立って議論するなかで、多角的な視点や論理的思考が培われました。大きく成長できたと実感しています。

A.H.さん
何ごとにも自主的に取り組める
何ごとにもチャレンジする習慣がつきました。苦手だった英語学習に努力してTOEICを受験し、旅行好きだったこともあって旅行関連の資格を取り、国際交流センターのイベントに参加して外国人の友人をつくりました。多くのことに興味をもって取り組めた4年間でしたが、それらを後押ししてくれる仕組みのある大学だと実感しました。
就職先・資格
経済学という思考ツールは、あらゆる分野で応用できるものです。知識が即戦力として求められる商社、卸・小売業に就職する先輩が多いほか、サービス業や放送・通信業から公務まで、経済・ビジネス分野の学びは幅広い活躍につながります。
就職先
博報堂プロダクツ/サイバーエージェント/フェデラルエクスプレスジャパン/大塚商会/時事通信社/ANA成田エアポートサービス/郵船ロジスティクス/エイチ・アイ・エス/ニトリ/NTTデータ・ビジネス・システムズ/東武ステーションサービス/キヤノンマーケティングジャパン/大日本除虫菊/本田技研工業/りそなホールディングス/常陽銀行/千葉銀行/武蔵野銀行/ソニー生命保険/三菱UFJ不動産販売/東京都人事委員会/地方公務員/警視庁/東京国税局/中学校教員
資格
中学校教員免許(社会) / 高等学校教員免許(地理歴史、公民) / 司書 / 司書教諭
経済学科のさまざまな体験・取り組み

経済学部の3学科すべてのゼミから選択可能
経済学科ではゼミが必修。経済学科に在籍していても、経営学科、国際環境経済学科のゼミを選択可能です。自分の興味・関心を更に深めることのできる環境が整っています。

プレゼンテーション・コンテスト
「学生の問題解決型プレゼンテーション能力の向上」「日頃の研究・ゼミ活動の成果共有」などを目的に、毎年プレゼンテーション・コンテストを開催しています。課題設定、論理展開、革新性、プレゼン、チームワークなどが審査項目です。2024年度は買い物難民問題対策、EVと地方交通など、さまざまな提案が出されました。

卒業論文ポスターセッション
卒業論文が必修となっている経済学部は毎年、卒業論文ポスターセッションを開催しています。4年生が学びの集大成である卒論をポスターにして展示し、教員や下級生も交えて意見交換を行います。4年生は意見をもらうことで自身の研究成果について理解がさらに進み、下級生はテーマ設定や研究の方法について参考にできます。ときには教員も発表することがあります。

公務員試験対策講座を開講
受験指導で実績のある資格学校による「公務員試験対策講座」を実施しています。「入門」「教養」「専門」の3コースを開講しており、講師による個別カウ
ンセリングなども利用することができます。
経済学科の関連資料・情報
経済学科についてさらに詳しく知りたい方は、経済学部オリジナルサイトをご覧ください。