ゼミ

ゼミもDOKKYO
仲間と討論する環境は、成長へのステップ。
ゼミで人間力を鍛えよう。
ゼミは全学部必修(法学部は基礎演習のみ)。他者との議論を通し、論理的思考力や自己表現力が培えるゼミこそが大学本来の学びであり、生涯を通じての仲間や師ができ、学問を通した人間形成を実践できる場であるからです。
このページの目次
ゼミとは?
“ゼミナール”(通称:ゼミ)は、実はドイツで生まれた教育方法。ドイツにルーツを持つ獨協大学は教育理念を実践するにふさわしい方法として創立時から積極的に取り入れてきました。
学生一人ひとりが知的好奇心をもとに研究テーマを選び、調べ、考察し、ゼミの仲間と討論を交わしながら研究を深めます。知識の詰め込みではなく自ら動き、答えを導き出していく過程で、自分の糧となる学びに出会うことができます。
授業とゼミの違い
教員が講義形式で基礎知識の習得を目的に行うのが授業であるのに対し、学生が主体となり、自らの興味関心あるテーマをより深く掘り下げて学ぶことを目的としているのがゼミです。
授業
- 教員による講義形式
- 基礎知識の習得学習
ゼミ
- 学生が主体(教員は研究に必要な知識等をサポート)
- 特定の専門分野を深く学ぶ
- 取材・調査のため、時には学外に出てフィールドワークを行う
- ディスカッション・プレゼンテーションを通じてコミュニケーション能力が身につく
- 生涯を通じての仲間や尊敬できる先生と出会える
獨協のゼミの特長
- 全学部併せて170以上の多彩なゼミ学生の幅広い関心に対応できるよう、全学部合わせて170 以上のゼミを展開。専門分野に長けた教員が指導にあたります。卒業生や他大学と交流するゼミもあり、多くの知識と経験を得られます。
- 学科を横断して選択可能な経済学部・法学部のゼミ経済学部と法学部は、各学部内のすべてのゼミから選ぶことができます。入学して各学科の学びを経たうえで、自分の探究したい分野と照らし合わせてゼミを選択します。ゼミ説明会や経済学部のゼミフェスタは、数多くのゼミの中から一つを選ぶための情報収集の場です。研究内容やゼミの雰囲気を知ることができます。
- OB・OG(社会人)との交流教員と学生の距離が近く、卒業生との密接な交流をはかれるのも獨協のゼミならでは。社会人となった先輩と語り、議論することは、卒業後の進路を考える一助となるでしょう。
ゼミの流れ
大学で初めて行うゼミ、その一般的な流れをご紹介します。

① テーマ決定
まずは自分の研究したいことを見つけます。そして、その領域の教員の指導を受けます。何を追究したいのかしっかりと考えることが重要です。

② 調査・研究
学内の図書館で文献や資料を探します。時にはキャンパスを出て、資料館や、取材・調査などのフィールドワークへ出かけます。

③ ディスカッション
考察した結果内容を、ゼミ生同士で討論します。そして自らの研究テーマをさらに掘り下げます。

④ プレゼンテーション
自分の研究成果を、話し方やグラフ、画像などを使用してわかりやすく論理的に伝えます。
ゼミ選びに迷ったら?
ゼミ選びに迷っても相談できる場があります。各学科の発行しているゼミ紹介冊子『演習の手引き』や、ゼミフェスタ、ゼミ説明会などの機会を通して、各ゼミの様子や研究内容を知ることができます。教員に声をかければ、気軽に相談することも可能です。
特色ある人気のゼミ紹介
さまざまな分野・ジャンルのゼミが多数ありますが、その中でも特色のある人気のゼミをご紹介します。
外国語学部

ドイツ語学科 M.ビティヒ ゼミ
「文化と文化科学」
雑誌や新聞、専門的な文献、ニュース素材などのメディア情報をドイツ語で読み、現代社会の文化と関係する問題を知るところからはじまります。そのうえで、その問題について自分の経験を交えながらディスカッションやグループワークを行っていきます。そうして日本とドイツ語圏における文化の違いを分析することで、他文化の新たな知見だけでなく、自文化の気づかなかった点も多く発見できるでしょう。
外国語学部のゼミをさらに詳しく知りたい方はこちら
国際教養学部

国際教養学部・言語文化学科 依田 珠江ゼミ
「環境と身体システム」
環境の変化に対するヒトの身体機能の反応とその仕組みについて考えます。ゼミ生一人ひとりが興味のあるテーマで生理反応測定、動作解析、行動観察などの実験を考え、実施し、対象とする環境下での身体の変化の要因を探ります。
国際教養学部のゼミをさらに詳しく知りたい方はこちら
経済学部
※経済学部では学科を横断してゼミを選択可

経済学科 高安 健一 ゼミ
「開発経済学:SDGs達成に向けた理論と実践」
学生自ら学びをプロデュースし、社会変革に貢献する人材へ
ゼミの目的は「卒業後も学び続け、社会の変革に貢献できる人材を輩出すること」です。そのため、SDGsを強く意識し、開発経済学を縦軸、他の学問分野を横軸に学びます。学生は自ら課題を設定する「プロジェクト型課題解決学習(PBL)」に取り組み、国内外の社会的課題解決の仕組みを“民間企業の視点” から実践的に考え、ものづくりや制度構築、デザインなどの知識を身につけていきます。研究成果は冊子にまとめて配付するなど、アウトプットも重視しています。ゼミ内に多数のプロジェクトチームがあり、各種イベントを企画・開催し、研究成果を地域へ還元。
経済学部のゼミをさらに詳しく知りたい方はこちら
法学部
※法学部では学科を横断してゼミを選択可

国際関係法学科 L.ペドリサ ゼミ
「比較憲法を学ぶ」
さまざまな国の憲法の相違点、共通点を検討する「比較憲法」という分野について学びます。具体的には、各国の憲法史や権力分立の仕組み、基本的人権の保障などをそれぞれ検討し、時事問題や判例なども取り扱いながら、日本と他国の憲法を比較していきます。憲法とは国の構造そのものです。憲法を知ることで、その国がどのような国なのかを理解することができます。
比較憲法の学びを通して、さまざまな国はもちろんのこと、自国に対する理解をも一層深めることができます。また憲法には曖昧な規定が多く、解釈の妥当性は自然科学のように実験で確かめることはできません。裁判所の憲法判例や学界の通説を常に批判的に見る力を養います。