TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES交流文化学科
2024年4月スタート!
「ツーリズム・キャリア・プログラム」
「Roundtable Discussion」
英語プラス1 ×field×出会い=交流文化
交流文化学科では、国際社会で通用する高い外国語能力を養うべく、英語はもちろんそれ以外に「プラス1言語」の修得をめざします。加えて「交流する文化」をキーワードに、ツーリズム研究、社会学、文化人類学、開発学、国際関係論など多角的な視点から学んでいきます。
このページの目次
交流文化学科の特長
- 「英語プラス1言語」を学ぶ充実の語学カリキュラム英語に加えてもう1 言語を習得する「英語プラス1 言語」を目標に、ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語から選んだ1 言語を卒業までしっかり学べる語学カリキュラムを用意しています。
- 多様性を大切にする授業とゼミ世界のさまざまな地域で調査研究経験がある専任教員が、多様性を尊重した雰囲気の中で、授業やゼミを指導。1 年次の基礎演習から3・4 年次のゼミまでの少人数制クラスにより、面倒見の良い教育環境を実現しています。1年次には専任教員のクラスアドバイザーが、そして3~4年次にはゼミ指導教員が、一人ひとりをフォロー。研究の指導だけでなく、進路の相談にも応じます。
- 高度な研究が導くツーリズム教育目先の就職や実務だけではなく、“未来の観光”を探究する「獨協ツーリズム」の教育に取り組んでいます。国内外の観光研究をリードする多数の研究者が所属し、ユニークな専門科目や演習を多く提供しています。
- 2024年4月新カリキュラム スタート!「ツーリズム・キャリア・プログラム」
「Roundtable Discussion」
交流文化学科の英語教育
国際的・越境的視点をもって状況に応じた英語使用ができる実践的運用能力の習得をめざします。自律的学習者になるためのプログラムにより1 年次修了までにTOEIC®スコアを平均100 点前後伸ばします。「English for Business」を必修にし、「観光英語」などの実用英語に力を入れた科目も設けています。
授業ピックアップ!
グローバル社会の考察に欠かせない視点
「国際ジェンダー論」
グローバル化する世界を読み解くうえでジェンダー視点は欠かせません。国境を越える人やモノの移動に、ジェンダーはどのように関わっているのでしょうか。理論や概念だけではなく、具体的な事例や映像資料を通して、様々な課題について考えます。
想像力と五感を駆使して東京の魅力を再発見
「フェールドワーク論」
東京の歴史や文化を多面的に考察し、東京の街歩き、観光などをプロデュースするためのリテラシーを身につけます。受講生はまず東京論の講義を受けた後、教員と共に街を歩いてフィールドワークを行い、グループごとに「発見」の成果をプレゼンします。
五感を使って異文化を理解する
「エスニック・ツーリズム論」
愛知県の野外民族博物館「リトルワールド」には、世界30以上の地域・民族の家屋・生活道具が移築・復元されています。事前学習や文献研究の後、リトルワールドへの研修旅行を実施。現地で発表・議論を行い、世界各地の幅広い地誌学的・民族誌的知識を習得します。
2024年4月スタートの新授業
- 「ツーリズム・キャリア・プログラム」実践型の授業「ツーリズム・キャリア実習」をはじめ、学科が指定するツーリズム部門の専門科目を履修した学生は、本プログラムの修了生として認定表彰。
- 「Roundtable Discussion」英語母語話者の教員と、多様なテーマについてディスカッションしながら少人数で学べる、交流文化学科オリジナルの英語コミュニケーション科目です。
特徴的なゼミ紹介
山口 誠 教授
「ツーリズム・コミュニケーションー「観る」ことを探求する」
同じものを「観る」場合も人によって体験が異なることは観る技能=リテラシーの差異だと考えます。「コミュニケーションとしてのツーリズム(観光)」を社会学の観点から研究し、世界をよりよく「観る」ための高度なリテラシーを身につけ、新たな観光のかたちを模索します。SNSやWebサイトへのアウトプットも重視します。
L.G. ボンド 教授
「Comparative Cultures, Japanese Studies, Japanese Religion」
サービス・ラーニングの手法を用いて、日本の文化と他の社会の文化とを、さまざまな視点から比較していきます。
高橋 雄一郎 教授
「誰一人排除されない世界(where no one is excluded)をめざして」
パレスチナが抱える問題について、映像やドキュメンタリー作品などを通じて解決策を探ります。
先輩たちの研究テーマの一例
- 日英語における「元気」の捉え方女性ことばの変化と社会の変化
- Family Roles of Men and Women in Japan: A Comparison with Finland
- Image of Oni and Tokkebi through Folktales: Comparison between Japanese and Korean
- ジャニーズファンの「聖地巡礼」に関する研究
- 台湾フードフェスティバルにおける文化の呈示と消費
- 日本型コンパクトシティは「人間の街」になれるか:富山市「コンパクトなまちづくり」の事例から
- 性的マイノリティの「生きづらさ」に思いを馳せる:「らしさ」と家族・結婚の狭間で
- ターシャ・テューダーが現代社会に問うこと:自然・人間・女性
- ボランティアのレジャー化の問題点と成立要因:ボランツーリズムから「利他」と「利私」を考える
- ファストファッションはサステナビリティを語れるか:ブランドA 店舗での参与観察を手がかりとして
こんな高校生におすすめ!
- 高度な英語運用能力を身につけたい
- 英語以外にも学びたい言語がある
- 世界のさまざまな地域の文化や社会について学びたい
学生の声
将来なりたい自分の姿と、多様性を尊重する理想の社会像が交流文化学科の価値観と一致していて、本学科に惹かれました。「交流する文化」を言語・ツーリズム・トランスナショナル文化・グローバル社会という4 つの視点から多角的に学ぶ「交流文化の世界」はとても興味深い授業でした。毎回異なる教員の講義が受けられたことで、学科の学びを展望できて視野も広がったと感じます。
入学以前からツーリズム分野に興味があり、観光の概念や諸問題について英語文献を読み発表する「英語専門講読Ⅱ(ツーリズム研究の基礎概念)」の授業が印象に残っています。また2 年間の学びを通して、まちづくりや地域活性化への関心が高まりました。
Q:学科でいちばんの魅力だと感じるものは?
A:外国語を深く学びつつ、多角的な視点を得られる点です。ツーリズム、トランスナショナル文化、グローバル社会という各部門の知識を英語を通じて吸収できる環境を、ぜひ体験していただきたいです。
国際的に活躍するためには、語学力に加えて世界の事象や文化の違いを知っておくことも大切だと思います。英語で書かれた論文を読む「英語専門講読」では、翻訳された文献を読むのとは異なり、どうしてそのように書かれているのか、政治や民族的な背景、その地域の宗教観まで考えながら読むため、より深い国際的視点が身につけられたと感じています。今後は英語とドイツ語の両方をビジネスレベル以上に磨くと同時に、留学先の専攻である環境問題や動物福祉について学びを深めていきたいです。
留学
英語圏だけでなく、ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語圏にも協定・認定大学があり、多くの留学実績があります。
主な就職実績・取得できる資格
就職先実績
ミリアルリゾートホテルズ/航空管制官/日本航空/全日本空輸/JTB/エイチ・アイ・エス/時事通信社/大手町タワーリゾーツ(アマン東京)/西武・プリンスホテルズワールドワイド/星野リゾート/ANAエアポートサービス/ANA成田エアポートサービス/藤田観光/ディー・エイチ・エル・ジャパン/郵船ロジスティクス/チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド/大和証券/近鉄エクスプレス/プラス/ヤマト運輸/Plan・Do・See/日本政策金融公庫/日本商工会議所/都道府県職員/市区町村職員
資格・主な検定
中学校教員免許(英語)/ 高等学校教員免許(英語) / 司書 / 司書教諭
交流文化学科のさまざまな体験・取り組み
ツーリズムキャリア論
企業のファイナンスやマネジメントの基礎知識、業界研究や企業研究、企業担当者を招いた講演会、マナー実習などを組み合わせながら、就職活動はもちろん、その後のキャリアに必要なスキルを身につけます。ツーリズム産業のみならず、グローバルなキャリアをめざす学生のための授業です。
交流文化学科フォーラム
毎年、社会で活躍されている卒業生に講演をしていただき、将来のキャリアを考える機会を設けています。これまでも航空業界、旅行業界、ジャーナリズム、公務員、国際協力NGO さらには研究(大学院進学)などで活躍する卒業生から本学での学びや経験がいかに現在のキャリアに役立っているかの体験談を聞けます。
交流文化学科の関連資料・情報
交流文化学科についてさらに詳しく知りたい方は、交流文化学科オリジナルサイトをご覧ください。