SUSTAINABILITY国際環境経済学科
グローバルな問題を身近に捉え
解決に向けた実践力を育成
人類にとって環境問題は、地球全体として取り組まなければならない最重要課題です。さらに、貧困と飢餓の問題、人口と食料の問題、経済格差の問題、資源・エネルギー問題、貿易や投資の自由化にともなう問題など、グローバル社会は数多くの課題を抱えています。いかにして環境と開発を両立し、持続可能な社会を実現すればよいのでしょうか。
国際環境経済学科は、これらの「持続可能性」の問題について「経済学」の視点から解決策を考え、持続可能な社会の実現をめざして、地域社会や国際社会に貢献できる実践的な人材を育成します。
このページの目次
国際環境経済学科の特長
- 国際:語学力プラスαを叶える環境で、グローバルに考える英語教育を重視したカリキュラムで、さまざまな人とコミュニケーションできる、国際的な視点を持った人材を育成します。
- 学際:広い分野から学ぶ新しい角度から問題解決の糸口を見つけるため、経済と環境の周辺分野から複数の領域にわたって広く学べるカリキュラムを展開しています。
- 動:主体的に取り組む地球規模での問題を身近に捉え解決策を見出すために、主体的にデータを集めて適切に分析し、その結果を発信できる力を身につけます。
授業ピックアップ!
貧困や環境問題に新たなビジネスで挑む
「ソーシャル・ビジネス論」
社会のさまざまな課題の解決をめざして事業を行う「ソーシャル・ビジネス」。その概念と国内外の潮流を理解し、どのようなアプローチで解決策を提示しているか、手段と具体例を見ていきます。現場の第一線で活躍する教員や、外部ゲストの講義も聞くこともできます。
データを収集・分析し、地域の課題に立ち向かう
「地域調査論」
地域調査は、地理学や社会学をはじめ多くの実証的学問分野において広く取り入れられている研究手法です。地理学を基盤とした地域調査の方法を具体的・体験的に習得するとともに、地域が抱える課題を見つけ、それを解決するための思考法を身につけていきます。
経済学で考えられるテーマを英語で学習する
「Introductory Lectures」
2年生までに学習するミクロ経済学・マクロ経済学の基礎的な概念や考え方、分析手法を応用して、環境問題・国際貿易など現実の経済に対する考え方や対処する経済政策について、英語を実践的に用いて考えます。
特徴的なゼミ紹介
浜本 光紹 教授
「グローカルな視点で環境と経済を考える」
地球規模のグローバルな課題について、国家と地域の両方の視点からとらえ解決策を考えます。
米山 昌幸 教授
「SDGs実践と持続可能な社会の創造」
国際社会や地域社会の抱える持続可能性の問題に経済学的視点からアプローチします。
大竹 伸郎 准教授
「地理学から考える持続可能な生き方」
グリーンツーリズムやエコツーリズムの学習を通して、持続可能な観光や産業のあり方を考えます。
こんな高校生におすすめ!
- 好きな英語を活かして、国際社会に貢献したい
- 経済を学びながら英語力も磨き、国際問題を身近に捉えたい
- 経済と環境問題の理解を深め、地域振興の仕事に携わりたい
学生の声
経済学部のなかで最も英語の授業数が多いため、経済を学びながら英語力も磨き、国際問題を身近に捉えたいと志望しました。英語の授業は「読む・書く・聞く・話す」の4 技能を分けて学習します。「English(スピーキング)」では、スピーチの難しさに改めて気づかされました。専門科目は経済・経営の基礎から貧困問題まで広範囲を学んでいますが、学科の学び以外にも視野を広げるきっかけが豊富にあります。
幅広く学ぶなかで「持続可能な観光」を深く学びたいという気持ちが強くなり、グリーンツーリズムやエコツーリズムについて学習できる大竹先生のゼミに所属しました。このゼミでは、キャンパス内の田んぼで田植えから稲刈りまで農作業も行います。将来は、学び
を活かして農村政策や地域振興の仕事に携わりたいと思います。
経済学、経営学、環境学、英語、第二外国語など様々なことを学べるところです。一年生の時にさまざまな分野を学習して学年が上がるごとに自分の興味のある分野を選択できるところに魅力を感じています。
主な就職実績・取得できる資格
就職先実績
京成建設/プリマハム/理研計器/アイリスオーヤマ/京葉瓦斯/エヌ・ティ・ティ・インターネット/ラック/フェデラルエクスプレスジャパン/東海旅客鉄道/西鉄物流/良品計画/米久/紀伊國屋書店/常陽銀行/東和銀行/武蔵野銀行/ジャックス/日本生命保険/住友生命保険/星野リゾート・マネジメント/東京国税局/都道府県職員/消防官
資格・主な検定
中学校教員免許(社会) / 高等学校教員免許(公民) / 司書 / 司書教諭
国際環境経済学科のさまざまな体験・取り組み
獨協大学環境週間“Earth Week Dokkyo”の開催
持続可能な地球社会の実現をめざして、“EarthWeek Dokkyo”を6月と12月の年2回、開催。SDGsの達成に向けて、本学の学生、教職員の意識を高めるのがねらいです。Earth Week Dokkyo実行委員会が全学から参加団体を募って、学生自らがキャンパスライフを見直して、一人ひとりに何ができるかを考えて、行動に移しはじめています。
福島県「大学生と集落の協働による地域活性化事業」
福島県の南会津町耻風地区、田村市瀬川地区、喜多方市本村地区、小野町谷津作地区の4地区と提携を結び、地域振興活動を行っています。コロナ禍のため活動の制約もありましたが、今年度は地域との交流活動や地域の農産物の直売会をEarth Week Dokkyo 期間中に行うことができました。12月に耻風地区を訪れた大竹ゼミチームは、地域観光資源に関するアンケート調査や伝統食であるソバ打ちの体験を行いました。
国際環境経済学科の関連資料・情報
国際環境経済学科についてさらに詳しく知りたい方は、経済学部オリジナルサイトをご覧ください。