一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜等「英語試験」の傾向と対策について
このページでは、2022年度一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜等の「英語試験」の傾向と対策について記載しています。
「獨協大学入試情報サイト」では、これまで実施した過去3年分の一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜・その他の選抜の試験の「傾向と対策」「過去問題」を公開しています。
「傾向と対策」や「過去問題」はコチラからダウンロード(無料)いただけます。
「傾向と対策」では入試問題の各科目担当者が、自ら出題意図・傾向などを2022年度入試をもとにアドバイスします。じっくり読んで役立ててください。
外国語(英語)の傾向と対策
[傾向]
本学の英語の筆記試験は、全学部・全学科で同一の60分試験である。
1は語彙力と語法・文法の力を問う穴埋め問題。2は構文・文法・語法の力および語彙力を測る整序問題。3は長文の空所補充問題で、文章の流れを読み取り、空所にいれるべき文を解答として与えられている複数の文から選択する。4は英文の内容について和問和答形式により読解力を測る問題。5は英文の内容について英問英答形式により読解力を測る問題である。ただし、次年度の入試では問題の形式、種類および設問数に若干の変更があるかもしれないので、入試説明会等で確認願いたい。
[対策]
本学の英語問題の一番の特色は、受験生がどれだけ中学・高校で学んだ基礎知識を身につけているかを測ると
ころにある。出題される問題や長文に用いられている語彙と構文と文法項目のほとんどは中学・高校で習ってき
たものである。したがって、学校で用いられた教科書を中心とした教材をしっかり復習することがとても大事な
ことになる。
もうひとつの特色は、出題中の語彙や慣用語句は英語の辞書で高校のうちに学習しておくべきものとして受験対策用に暗記が必須とされている語を目安としており、それ以外は原則として【注】が付くことである。ただし、高校標準語の派生語や複合語の場合、意味が容易に推測できる場合は必ずしも【注】は付かない。例えば、ある出版社の英和辞典では、assert は*(高校標準語)、assertion は†(大学生、社会人に必要な語)、assertive は無印(その他の語)という表示法を用いて難易を示しているが、assert の意味を知っていれば -ion や -ive の付いた語の意味は容易に推測できるので、必ずしも【注】は付かない。また、高校標準語とされていない語で文章中に説明がある場合も、必ずしも【注】は付かない。1は単語・熟語および文法に関する穴埋め問題、2は構文・文
法および語彙力を測る整序英作文問題を昨年度同様に予定している。この部分を正確に早く解答することが、後
半の読解問題を落ちついて解くために重要である。3では前後の脈絡を理解し、論理的に考えて筋の通った展開
を読み取る力が必要となり、4と5では具体的内容の理解に加え主題や概要を把握する力も要求される。
特に4と5で求められる読解力は、高校教科書のような、まとまった流れのある文章をきちんとたくさん読む
ことによって養うことができる。日頃から英語をたくさん読んだり聴いたりして英語を身近なものにするよう心
がけるとよい。このように勉強することで、語彙・慣用句と構文・文法の知識を豊かにし、問題を解くのに必要
な英語の文構成や論理の展開を理解できる読解力を身に付けることができるようになるだろう。